2010年10月15日

ゲキ×シネ「蛮幽鬼」観劇?観覧?ミニレポ(3日坊主90巡目ー1)

劇団☆新感線のゲキ×シネ「蛮幽鬼」を映画館で観ました。

http://banyuki.com/

上川隆也や稲森いずみ、堺雅人、早乙女太一がゲストだったのですが…
ほぼ、堺雅人と早乙女太一に目が釘付けになりました。

ストーリーとしては、友人を殺されさらにその犯人の濡れ衣を着せられ、10年間監獄島に幽閉されていた男の復讐劇、のようなもの。
その主人公を上川隆也が、
監獄島で出会った殺人鬼を堺雅人が、
主人公の元許嫁で現在は大王の妃となっている女を稲森いずみが、
その妃を護衛しているのが早乙女太一が、
それぞれ演じていました。

ストーリーの最後は、
愛や陰謀や何やかやが複雑に入り込んでしまい、
結局復讐を果たせたの?どうなの?というような、まぁ悲劇にはかわりないのですが、
人にとってはハッピーエンドだったのかバッドエンドたったのか捉え方が違うのではないかと思いました。

個人的には、もう最初からずっと堺雅人にばかり感情移入してしまって、
胡散臭いあの笑顔に胸が痛みました。
堺雅人は人を引きつけるミステリアスな雰囲気がありますよね。
それがこの話でピタッとはまっていて、
話を一段と深くしていました。

彼(=堺雅人)がなぜ復讐劇に手助けしているのか、
彼の悲しい過去と彼の恨みと、色々見ていたら、むしろ彼が主役でもいいのではないかとすら思えてきました。
最後はもう、やりきれなくて…

早乙女太一は舞踊と殺陣が綺麗・華麗。
それだけで釘付けになります。

3時間以上の上映でしたが、
飽きずに見られました。
映像美?
劇場で生で見るよりも、色々なアングルで観られるので、
芝居の意図や演出表現がさらに強く伝わってきたのかな、と思います。
迫力があるし、惹きつけられます。
そして、堺雅人ファンなら余計にたっぷり楽しめるかと思います。


今度は劇場でも観たことのある芝居のゲキ×シネを観て、生で観る時との違いを比較してみたいです。
来年夏までに上映を目指されている、「薔薇とサムライ」かな?