「落語初心者、大歓迎!」寄席、8月の部を見に行きました。
ん、落語だと聞きに行きました、という表現の方が適切か。
なんでってぇーあたしゃ落語初級者なもんでね、
落語に関する知識なぞほとんどないんでぇございますよ。
なので、噺のタイトルやらはGoogleで調べるほかないのであります。
↓こんな感じでした。
開口一番(っていうの?前座のことを…):春風亭朝呂久(しかも本当にこの方か既に忘れている/朝という名がついた/朝なんでいっぱいおるやん!)「穴子でからぬけ」
…バカの代名詞・与太郎さんのナゾナゾ賭け噺。
林家たい平:「青菜」
…客に差し出す青菜がないときの粋なやりとりに感動した植木屋の真似噺。
三宅弘城:「粗忽長屋」
…長屋に住んでる友人の熊さんが死んだらしく浅草に遺体が。目の前に当人を連れていって、それが本人か確かめてみようというそそっかしいアホの噺。
林家彦いち:「掛け声指南」
タイ人のムアンチャイが人の役にたちたいとボクシングトレーナーを志すも、ボキャブラリーがなく使い物にならず追い出され、新宿で様々な経験をしてから戻ってくると…?言葉遊びの噺。
三遊亭白鳥:「ねずみのようなもの」
萩の月の由来の一席らしい。従来の「ねずみ」に銘菓「萩の月」の由来を重ねた白鳥さんオリジナルバージョン。
感想としては…
オチがとても分かりやすかった!!
いつも聞く落語(といっても、そこまで聞いたことないですが…)は、オチをすっと聞き流してしまって、
「今なんと言った?何が面白かったの?どのくだりとかけてるの?」
と、オチを理解できないことがありました。
しかし、今回の噺は全部分かりやすいのなんの。
一席の時間も短かったのかな?間延びもなく、時間が過ぎるのを忘れて聞けました。
三宅弘城は、途中のトークで他の3人に
「本当に初めてなんですか?うまかったですよ」
と言われていました。
演技の延長上のような感じでやってましたね。
キャラの作りがしっかりしていて、アホ役が過ぎるのをアホっぽくて、(というよりも三宅さんそのままのキャラっぽくて)面白かったです。
新作落語(創作落語)を聞いたのは初めてなんですが、
枠にとらわれない、現代風のネタも使っていて、
とても感心しました。
まるで歌舞伎でいう「野田版」。
ネタが身近に感じられるのです。
落語家さんによって、
得意不得意な分野、
創作落語を行う噺家さんなど、
いろいろ系統があるんですね。
しばらく創作落語に注目して落語を見て行こうと思います。