なんというか…
映画を観ながら“そもそも論”を考えてしまう自分に、随分ひねくれた大人になってまったなぁと皮肉な思いを感じました。
アリエッティは人間に救いを求めるけど、そもそも事態は人間が招いてしまったわけで。
なんかここらへんはもののけ姫と似てるな。
一見トトロのような、不思議な生き物との触れ合い映画と思わせるけど、
主人公は人間ではなく、小人。
小人視点での物語の進行ってところが面白いです。
起承転結の転の部分が、もっとドタバタしても良いかな、とは思いました。
予想よりもあっさりしていたので。
結も、ちょっと中途半端で、
アリエッティと翔の今後の生活が気になってしまいます。
途中、翔がアリエッティに
「君たちは絶滅する運命にあるんだ」
みたいなことを言うのだけれど、
中学生?くらいの子供にそれを言われてしまうって辛いなぁと思って。
いくら人生に絶望していたとしても、精一杯生きている人に向かって、それを言う気持ちにはなれないなぁと思って。
ちょっと考えさせられました。
それと、
自分のような世代だと、
一瞬「南くんの恋人」みたいな感じになるシーンがあって、そこでうれしくなってしまいます。
やはり噂は嘘ではなかった!!
ポニョ同様、
肩書きに捉われない、皆平等に五十音順に並べて紹介されるエンドロールのテロップがとても好感触です。
中途半端ですがこの辺で終わらせます。
また明日。
あ、そうそう、
友人はこの映画のタイトルを真面目に
「その日暮らしのアリエッティ」
って言ってました。
…字余りすぎやろ!!