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タワーレコード等の広告を手がけるクリエイティブディレクター・箭内道彦さんの「サラリーマン合気道」という本を読みました。
箭内さんは「合気道」という言葉がすきなようで…
クリエイティブ合気道だとかを提唱してますよね。
人の力を借りて投げるという合気道にヒントを得たクリエイティブ的発想。
サラリーマン合気道は、ちょっと力を抜いて、相手の力を利用して(相手に言われたことを逆手にとって?)仕事に活かすためのちょっとしたヒント集みたいなものです。
箭内さんのクリエイティブディレクションは好きですが、
最近ちょっとメディア露出も多くて、
異端的なことばかり行っていて狙っている感満載だし、
何よりも偉そうだし、
なんか敬遠しがちでした。
でも、さすがクリエイティブディレクターですね。
本の1行目から引き込まれちゃいました。
箭内さんも苦節の日々が続いたことがあって、
人の目を気にして生きていた時期があったのか、と。
共感の瞬間。
この時点で自分がこの本と箭内さんの言葉への警戒心は取れました。
中身はもう本当、
頷けるようなことばかり。
世間的・一般的にはこうしろと言われていることと全く逆のアドバイスが書かれていたり、
一つのことを全く正反対のアドバイスで2つ書いていたり。
読んでいるうちに共感できるアイデアもあれば、
絶対自分の考えはこれとは違うというものもありました。
でも結局は、
相手を気にすることはいいことだ、など、
自分が人付き合いにおいて気にしている小さなことを沢山肯定してくれたので、
「こんな自分のままでもいいんだな」
って勇気がわきました。
箭内さん、優しすぎるぜ。
気になったのは、
「人と同じことを恥じない」
「人類みな同級生」
ということ。
この2つはグサっと刺さった。
箭内さん、すごくポジティブシンキングだなぁと思って。
逆境をパワーにかえてて、すごいなぁと思いました。
自分もがんばろーという気持ちになれたので、
個性やら人付き合いやら引っ込み思案で悩んでいる人は読めばいいと思います。
なんだか励まされて、今すごく元気ですから。