2010年4月17日

「薔薇とサムライ」観劇レポート簡素版(3日坊主29巡目-3)

劇団☆新感線「薔薇とサムライ」観劇してきました。



もう、一言
「………パねぇっっ!!」

半端なく良いです。

コルドニアの女海賊、アンヌが、実は王家の血をひく王女様で…みたいな話で、
女海賊に天海祐希、女海賊と契約を結んでる盗人・石川五右衛門に古田新太、その他神田さやかや山本太郎、ややイケメンの浦井健治、その他橋本じゅんほか、お馴染み新感線メンバーが出演してました。

天海祐希の存在感がすごいわ。
カッコいい。
男勝りの女海賊の役はピッタリで、
彼女にしかできない強い役。
そこに五右衛門が要所要所に出てきてたまーに助ける(笑)
五右衛門と対等、いやそれ以上に強いのね。

新感線ってたいがい、ひとり強い悪党がいて、
その人が悪徳働かせてはちゃめちゃ振り回して、
最後は死んじゃうってパターンだったけど、
天海さんのアンヌは、海賊なのに優しいの。
強き者に制裁を、弱き者には手を、っていう海賊なの。
女としてはそこに惚れるよね。

五右衛門にこういうのとか、素敵じゃない?
「天国でならキスしてやってもいいわよ。…いや無理だわ。あんたは地獄に堕ちるから」

二大悪党(五右衛門&アンヌ)のタッグの闘いには圧倒されました。

ストーリー構成も、何回も何回もあるどんでん返しが、最後まで展開を分からなくしてくれるし、すばらしい。
橋本じゅんさんの笑い役ももぅ…最高すぎて…

悪いところが一つも見当たらないの。

まじ、これ好きすぎる。
何年に1回の傑作ですよ。

天海祐希の芝居はテイクフライト以来だけど、
やっぱりミュージカルテイストで男勝りの役をやらせると鉄板やわ。輝きすぎてる。

ますますファンになりましたー。


あ、映像…
またもや上田大樹大先生の映像で。
ナイロン100℃のオープニングで見せた、「背景と同化する映像」を終始使っていました。
映像で背景を見せる、というか。
時には海、時には城の中、時には居酒屋。
それを映像で再現してくれるの。
映像でドアも空けてくれるし、自由自在だよね。
あれだけの表現を舞台上でできるのは日本で彼しかいないんじゃないかと思う。

以上簡潔レポートでした。
ほんと良かった。
良すぎてしばらく放心やわ。