拝啓 宮藤官九郎さま
「きみは白鳥の死体を踏んだことがあるか(下駄で)」を読みました。
あなた様は、とても笑いにとって熱いお気持ちをもっていらっしゃって、
体育館でのあのコントの熱狂っぷりを胸に、
今でも舞台俳優や脚本家やらをやられているということが
すごーくよく分かりました。
それに関しては物事を大成すること、やりぬくこと、
初志貫徹のすごさを感じて、
尊敬せずにはいられません。
しかし、
あなた様がいかに、男尊女卑なのか、
(というよりも、モテる努力をしないでモテたい願望が強いか)
ということもすごくよく分かりました。
いろんな脚本で出てくる女性像に関して、
いつも思っていることがあります。
女性に関してかなり願望の含まれた偏見をもっておられる!!
この本から一部分抜粋させていただきます。
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よく言われる。「宮藤は基本、男尊女卑だから」と。否定はしない。だってそうだもん。「セクハラですぅ!」に対して「セクハラだよ!!」と切り返したい、常に。
女性には罪はない。むしろ女の前でキャラクターを平気で変えられる男の浅ましさが耐えられないのだ。(略)スマートぶった男の優しさに、僕は未だに馴染めない。さりげなく女性にガムやフリスクをすすめることもできないし、エレベーターのボタンすら押してあげない。これも男子校に通った弊害だ。
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女子校に通ったアタシは!
この反対のことを思っているわけです。
…つまりこうだ。
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よく言われはしないが、「morioは基本、女尊男卑だ」と思われていると思う。否定はしない。だってそうだもん。「セクハラだよ!」に対して「ふざけんなよ!!」と切り返したい、常に。
男性には罪はない。むしろ男の前でキャラクターを平気で変えられる女の図々しさが耐えられないのだ。(略)男心を押さえた女の甘えぶりに、私は未だに馴染めない。さりげなく男性にカバンや荷物を持ってもらうこともできないし、エレベーターのボタンすら押させてあげない。これも女子校に通った弊害だ。
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作品の中の女の子って、
みんなかわいくて、みんな恋してて、男の子にゾッコンのキャラが多いと思うんですよ。
それはきっとこうあってほしいという願望のキャラなんだと思うんですが…。
でも、世の中、みんな女性がぶりっこしてると思ったら大間違いだし、
女性らしい女性になりきれない女性だっているわけなんだ、ということ。
しかし、なんというか、あなた様とまったく逆のような生活を送っていたので、
なんか共感したというか…
共感しました(笑)
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今日のブログ、これが一番言いたいことっぽい。
あたしも全校生徒の前でおバカな論説したんだよな~~とか思い出したり。
(そんときは大受けするどころか、みんなヒヤヒヤして固まっちゃってたけど…のちの語り草です)
そんな時の熱い気持ちが忘れられないっていうのもある。
でもその情熱を未来に活かしているわけではないし、
第一何と言おうが最終的には女性であるわけで。
夢を実現させてしまったあなた様はすごいと思うのです。
モテたいからいろいろやるんじゃなくて、
自分のやりたい、心にある熱いモノを優先させて、いろいろ物事をやっていきたいです。
その方が楽しいと思うんだよな。
(その結果モテがついてくると尚良いことだと思うんだけど・笑)
てことで、これからもおバカなことを続けていってほしいと思います。
全面的に支持します。
(といいながら「なくもんか」とか一部の作品には批判的だったりもするけれど、それも愛ってことで)
ただ、憧れの女性像ばっかり描かれるのには、勘弁…。
敬具
…なーんて、1冊の本で考えてしまった。
言いたいことが上手く書けていないけど、
色々言葉にできない想いが心の中に溢れている。
もっと文章うまくなろ。