2010年5月14日

「大銀杏を結いながら」読書感想文(3日坊主38巡目-3)

特等床山・床寿さんの「大銀杏を結いながら」読了。
なんというかね、角界に朝青龍亡き今、朝青龍のことを絶賛しているこの本を読むと、本当に寂しくなるよ。
頑張ってたんだなぁ~~って。
ちょっと暴れん坊でヤンチャだっただけで、人間味あふれる横綱でしたよ。
そんな風に思えた。

出場停止から復帰してきたときも、復帰場所で優勝しないと、今まで積み上げてきたものが全部なくなっちゃう、強いんだぞって気持ちが維持できなくなっちゃうって思って、躍起になってたんだって。
プライドで横綱の地位を守っていこうとしたんだね。
30越えても現役でいたい、と思って頑張っていたんだってさ。
すごいよ。

それと床寿さんについても色々書かれていて。
入門のきっかけは、高砂部屋の関係者(元力士?)が知り合いだったこと。
呼出しになりたかったんだけど枠がいっぱいで、床山に空きが出たので、ということだった。
そんなんアリなんだ…

でも、
床山で一番になったことや、後世に技術者を伝えるために技術講習会みたいなものを開いたり、床山として初めて番付に名前が載ったりと、
大変床山で功績を残した方なので、
相撲と床山を愛してやまない方だったのでしょう…。


本を読むと、歴代の親方や力士との交友録も分かり、高砂系の力士の歴史を勉強するのに最適。
前田山から朝青龍までみっちり勉強できます。

床山さんはなかなかテレビに映らないし焦点が当てられにくいけど、
国技館に行った時はたっぷりウォッチングしようと思います。

…てことで明日は国技館だ!
わーい!