2014年7月5日

旨すぎてびっくらこいた、「大関」の治部煮



金沢の中心部にある片町エリアは市内きっての繁華街で、
飲食店・居酒屋・バーなどが多数立ち並ぶ地域です。
その片町で治部煮を食べたい!ということになり、
大衆割烹に足を踏み入れることにしました。

お店の名前は「大関」。
おすもうファンの自分としては入らずにはいられません!
ちなみに「吉田類の酒場放浪記」にも出たことのあるお店です。

いざ辿り着いてみると、これはもうディープな大衆割烹の風貌。
一見さんがフラッと入れるような場所ではなさそうです。
しかし自分はこういうお店を求めていたのだっ!


店内はカウンターと座敷がありました。
料理はおでんと地域の旬の素材を使った料理が中心。
これが…頼んだものぜんぶが劇的に美味しいのです。


すじとふきのおでん。
すじはジューシーかつ噛みごたえのある味、美味しい。
ふきは1本1本がみずみずしく美味しい。


がんもどき。
お豆腐の真ん中に具が詰まってます。
お豆腐の味がしっかりしました、美味しい。


車麩も色々な具材の成分から出た旨味成分たっぷりの出汁を吸い込んでいて美味しい。


カレイの唐揚げ。
筋肉質というか、しっかりとした身でした。
鮮度も味もいいのだと思います。
それに衣の程よい塩っぽさと揚げ加減。
おつまみ感覚で手が進む、進む。
頭から尻尾までバリバリ食べました、美味しい。

そして特に忘れられないものとなったのが、お目当ての治部煮。

治部煮は加賀の郷土料理で
鴨肉もしくは鶏肉に小麦粉をまぶし、だし汁、みりん、しょうゆ、酒などで味つけされた汁の中に入れてすだれ麩とともにじぶじぶ煮込み、
青物野菜やわさびを添えたものです。
大関の治部煮は鶏肉でした。

これが、旨すぎて大変。
優しくとろとろとした汁にわさびのほどよい辛味が解けたところで、お肉の甘みがジョワーッと。
このとろみの汁はどこにもマネできないのではないでしょうか!

10年も20年も100年も忘れられない味。
この治部煮を食べたいがために金沢にまた旅行したいくらい。
ほんとにね、びっくりするくらい旨いんです。

本当はもっと色々食べたかったのですが、
おなかがいっぱいだったのでこのへんでストップしてしまいました。
余裕があったらのどぐろの塩焼も食べたかった!

今後も金沢に観光に行く時は、毎回大関に行きたいです。
大関さん、あなた横綱級のお店ですよ。

◆大関 - 野町/魚介料理・海鮮料理 [食べログ]
http://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17000102/